綴れ織作家として、世界各地の織物と現場を見てきたいと願い、続けている遠征。
今回の旅先、モロッコでは、砂漠の遊牧民テントに使われている布が見てみたいと思い、カサブランカ→マラケシュ→サハラ砂漠2泊3日ツアー→シャウエン→フェズ→カサブランカというプランを組みました。
日本から飛行機を乗り継ぎ、23時間かけてカサブランカのムハンマド5世空港に着きました。ありがとうエミレーツ航空!!
空港から電車で三時間、最初の目的地マラケシュに到着。
モロッコ中の様々な民芸品が集まり、活気が溢れるジャマエルフナ広場のスーク(市場)は、まるで絵本の世界に迷い込んだようでした。
鮮やかな染物、個性的な織物、キラキラ輝く真鍮製品、革製品や職人たちに目を奪われながら、一日中ふらふら練り歩き…
さっそく、たくさんの絨毯に出会えました!
地域ごとに特徴の違う様々な種類のラグには、モロッコの文化や生活がぐっと詰まっているようで、目がハートです!
あっという間に一日が終わってしまいました。フナ広場は、屋台や大道芸人やモロッコの楽器を奏でる人たちで真夜中までにぎわいます。
翌朝から、サハラ砂漠を目指しました。カスバ街道をバスに揺られること12時間…
景色はどんどん変わります…
気が遠くなりかけた頃、ハシィルビットという街にあるベルベルの方のお家に到着。
2泊3日の砂漠ツアーの拠点で、すごくお世話になりました。
モロッコについて楽しくたくさん教えてくれたハサンとサラちゃん、いつも美味しいお料理を振る舞ってくれたママ、本当にありがとう。
ママのタジンとハサンのベルベルオムレツは最高だった!
このお家を拠点にしながら、2種類の砂漠を巡ることができました。
初日の夜、ラクダに乗せてもらい、2時間程かけて砂漠の中のテントに向かいます。
テントまでの道は、とても不思議な体験でした。
月がとっても明るくて、ラクダとラクダ使いが砂を踏む音意外は何も聞こえず、どこまでも広がる砂丘。
長時間のバスと、ラクダに揺られ、痛むおしり。
テントに辿り着いた際、ミントティーとクッキーでもてなしてくれた青年の第一声、「ウェルカム デザート!」。すぐ気付けなくてごめん!!
次の日の朝、テントを出ると、そこには見渡す限りの砂漠が!!!!!
砂漠歩くのめちゃくちゃ難しい!!!
テントは、砂丘に囲まれるようにたっていました。風呂・トイレ無し、洗面所付き!
ふたたび、街まで運んでもらいました。ラクダ、かなりかわいい。
ハサンのお家についてシャワーを借り、ハシィルビットの街を探検。
その後、第二の砂漠、ブラックデザートへ向かって出発!!今回の旅の一番の目的、ベルベル人遊牧民のテントを目指します。
後編へ、つづく!!